kintoneで販売管理システムを作るときの"在庫"の用語定義

kintoneで販売管理システムを作るときの"在庫"の用語定義

今回は、kintoneで販売管理システムを作るときの、”在庫”の用語定義について考えてみます。

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販売管理システムを構築する際には、外部・内部の両方で様々な仕様に関する打ち合わせが必要になります。

その際に大切なのが用語の定義です。

用語の認識が違っていては、きちんとした打ち合わせは出来ません。そこで、今回は、”在庫”という用語に焦点をあてて、お話ししたいと思います。

以下の定義が正解ということではありませんが、”在庫”が、どの用語を指しているかを判断する参考材料として、ぜひご一読ください。

  • 在庫
    全ての在庫のことを包括する表現なので、なんの在庫の事なのかは背景を共有しないとわかりません。
  • 理論在庫
    :システムに表示されている在庫数のことを指します。理論上これくらいあるはず、という在庫数です。
  • 物理在庫
    現実に存在する物理的な在庫です。必ずしも理論在庫と一致するとは限らないため、その差異を調べるのが、いわゆる棚卸ですね。
  • 倉庫別理論在庫
    前述の理論在庫をさらに倉庫別に振り分けたものです。
  • 使用可能在庫
    こちらは実際に使用可能な在庫数を指します。この定義は会社ごとに違いますが、例えば理論在庫が100個あったとしても、良品倉庫に90個、不良品倉庫に10個の場合、使用可能在庫は90個となります。或いは、理論在庫が100個あったとしても、既に他の用途に30個が引当済みの場合、営業から見た使用可能在庫は70個となります。

上記のように一口に”在庫”と言っても様々な解釈があります。

kintoneでそれぞれをどのように保持するかは、設計次第ではありますが、一つの方法としては在庫APPを一つ定義しておき、下記のような作り方になると思います。

  • 倉庫・品番をキーとして在庫を格納する。
  • 理論在庫フィールドとは別に使用可能在庫のフィールドを設ける。
  • 基本、在庫APPはリアルタイム計算対象としておき、前月残等の月単位の締め時の在庫情報が必要な場合は別アプリで保持しておく。

作ってもらう側も、作る側も、双方が、”在庫”とはなにかを共通認識とすることで、仕様間違いを防止し、是非良いシステムを一緒に作り上げてください。

動画でも解説しています。よろしければ是非ご覧ください。

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ノウハウ記事作成者:松村 稔 https://x.com/kai0707

1978年 岐阜生まれ。上海レンユアー代表。
2003年から上海で日系企業向けに業務システムの構築サービスを提供。日本向けにもシステム開発サービスを提供。
属人化を排除しつつ、お客様独自の強みを強化する業務システム構築を得意とする。
大規模な工場系基幹システムから、クラウドを活用した商社向けの販売管理システムまで、幅広い経験を活かして、小規模な会社ながら多数の大手企業のシステム導入に参画。