kintoneで販売管理システムを作るときの、請求先と送り先の扱い

kintoneで販売管理システムを作るときの、請求先と送り先の扱い

今回は、kintoneで販売管理システムを作るときの、請求先と送り先の違いとシステム上での取り扱いについて考えてみます。

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まず冒頭から「請求先」、「送り先」という少々わかりにくい表現をしていますが、販売の実業務において、下記の2パターンがあるかと思います。

パターン1:A社からお金をもらい、A社に商品を送る。

パターン2:A社からお金をもらい、B社に商品を送る。

パターン1においては、A社が請求先兼送り先。

パターン2においては、A社が請求先、B社が送り先。

ということになります。この場合に、A社、B社をひとまとめに、「顧客」と呼んでしまうと、コミュニケーションで支障がでてしまうため、弊社では「請求先」、「送り先」という様に、明確に表現をわけています。

販売管理システムにおいても、この2つは明確に分けて管理されることが多い印象です。

売上計上、売掛金回収、売上統計において、確実な管理が要求されるのは「請求先」ですね。お金が絡みますので、こちらは明確に管理をする必要があります。

「送り先」に関しては、あくまで参考情報としてシステムに保持する場合が多い様に思います。会社によっては、送り先コードをきちんと付与して、マスタ化する場合もありますし、送り先が都度変わることが多い場合は、受注時に販売管理システムに手入力をして、マスタ化しない場合もあります。

いずれにせよ。「送り先」については、納品書にきちんと印字されれば問題ないという程度の管理をされている会社が多い様に思います。

(例外として、売上統計において、送り先別の統計が重要視される会社においては、請求先同様に、明確な管理を求められることもあります)。

さて、kintone上での取り扱いですが、請求先:送り先が1:1である稀な場合を除き、基本的には1:N となりますので、下記の様なイメージで構築しています。

  • 請求先アプリを作成。キーは請求先コード
    • 関連レコードで請求先コードが合致する送り先を画面下部に表示
    • アクションボタンで、送り先アプリへ飛べる様に設定。アクションボタンクリック時に請求先コードを代入
  • 送り先アプリを作成。キーは送り先コード。請求先コードをルックアップで配置。

請求先アプリでテーブルを使って、送り先を登録してもよいのですが、後々受注画面や出荷画面で、送り先をルックアップで選択したくなることがあるかもしれないので、独立アプリで構成することをお勧めします。

テーブル設計のイメージで表現すると、下図の様な感じですね。

請求先と送り先の関係性

何かしらの参考になれば幸いです。

動画でも解説しています。よろしければ御覧ください。

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ノウハウ記事作成者:松村 稔 https://x.com/kai0707
1978年 岐阜生まれ。上海レンユアー代表。
2003年から上海で日系企業向けに業務システムの構築サービスを提供。日本向けにもシステム開発サービスを提供。
属人化を排除しつつ、お客様独自の強みを強化する業務システム構築を得意とする。
大規模な工場系基幹システムから、クラウドを活用した商社向けの販売管理システムまで、幅広い経験を活かして、小規模な会社ながら多数の大手企業のシステム導入に参画。