今回は、kintoneで販売管理システムを作るときの、「予実管理の粒度」について考えてみます。
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予実管理は、予算実績管理の略称で、予め会社として定めた予算(目標値)に対して、実績(実際値)を対比させて、目標達成状況等を管理する手法です。
販売管理システムの導入にあたり、予実管理機能を組み込むことがあると思いますが、その際にきちんと粒度を決めておくことが肝要だと考えます。
比較対象としては、売上・粗利の2種類に集約されることが多いと思いますが、予算をどこまで細かく立案して、実績と比較していくかという粒度については、各社様々です。
粒度が粗すぎると、予実分析後に取ることができる対策案の検討が粗くなりますし、粒度が細かすぎると、予算立案自体に多大な工数がかかってしまいます。
最終的には管理者の考え方によりますが、下記の様な要素を考慮して、粒度を決められていることが多いように思います。
【集計の切り口】
【日付の切り口】
日付の切り口については、年毎に予算を決めて月毎の割り算で、月予算とするのが、入力上は楽ですが、季節・時期により、売上増減の傾向がはっきりと分かれる製品を扱う会社の場合は、月毎に予算を決めるのが望ましい様です。
では、kintoneで管理する場合ですが、基本的には予実管理の粒度にあわせて、予算APPを定義しておく形になります。例えば、顧客・商品を切り口に月ごとに数量・金額・粗利で予実管理をする場合、下図の様なイメージですね。金額は当然ながら税抜きです。複数通貨のことも考慮すると予算レートの話もかかわってくるため、当記事ではその部分は割愛します。
また、もう一つの要素として、予算について期首予算と期中見直し予算の両方を比較したいという要件が後からでてくることもあります。その可能性がある場合は、予算アプリに、予算バージョンのような項目を設けて、予め、期首・期中等の複数バージョンを持てるようにしておくと安心ですね。
kintoneでの予実管理の具体的な実装方法は別記事で考えたいと思います。
皆様も自社にあった、予実管理の粒度を是非考えてみてください。
動画でも解説しています。よろしければ是非ご覧ください。
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ノウハウ記事作成者:松村 稔 https://x.com/kai0707
1978年 岐阜生まれ。上海レンユアー代表。
2003年から上海で日系企業向けに業務システムの構築サービスを提供。日本向けにもシステム開発サービスを提供。
属人化を排除しつつ、お客様独自の強みを強化する業務システム構築を得意とする。
大規模な工場系基幹システムから、クラウドを活用した商社向けの販売管理システムまで、幅広い経験を活かして、小規模な会社ながら多数の大手企業のシステム導入に参画。